無料でAI動画を作れるのに、僕が課金し続ける理由
AI界隈のすごい人たちが集まるコミュニティ「AIバズ部」。 仲間たちが無料でAIを使い放題の特権(CPP)を謳歌するなか、なぜ僕はあえて自腹を切り続けるのか。 「無料という名の罠」と「わがままな自由」について、僕なりの違和感を言葉にしてみました。
無料でAIを使える権利をもらえるなら、あなたは欲しいですか?
ぼくは、欲しいです。
めちゃくちゃ欲しいです。
動画生成AIは、普通にお金がかかります。
少し試しただけでクレジットは溶けます。
よし、いい感じになってきたぞと思った瞬間に、残高が消えていきます。
財布が泣いています。
だから、無料で使える権利がもらえるなら、本来は飛びつくべきです。
でも、ぼくはそこで少し立ち止まりました。
今日は、無料という名の甘い罠と、ぼくのわがままな自由についての話をします。
本題の前にお知らせです。
6月7日(日)、秋葉原UDXのAICDフィルムフェスに参加します。
参加されるかたは、ぜひお話ししましょう。名刺配ってます。
では、本題です。
僕が普段から仲良くさせてもらっている、AI界隈のコミュニティがあります。
「AIバズ部」という名前の、Discordの集まりです。
そこには30人くらいの、尖ったすごいクリエイターたちが生息しています。
彼らの発信を見ていると、毎日まいにち、とんでもない量の作品が流れてきます。
新作を作る。
投稿する。
検証する。
また作る。
そのスピードが、普通ではありません。
なぜそんなに作れるのか。
その理由のひとつが、CPPでした。
CPPは、クリエイター・パートナー・プログラムのことです。
ざっくり言うと、動画生成AIの運営から、
「無料で使っていいので、うちのツールを紹介してください」
と認められた人が参加できる仕組みです。
Kling、Vidu、Hailuo、OiiOii、Lovart。
そういうツールのCPPを、いくつも掛け持ちしている人もいます。
すごい世界です。
クレジットが湯水のように使える。
自腹を切らずに、どんどん動画を作れる。
それを見て、ぼくは普通に羨ましいと思いました。
ぼくだって、無料は好きです。
高級ビュッフェの無料チケットが目の前にあったら、そりゃ欲しいです。
「ぼくも応募しようかな」
一瞬、心が揺れました。
でも、その無料チケットの裏側には、小さな条件が書かれていました。
それが、ノルマです。
週に何本か投稿すること。
指定のタグをつけること。
SNSで紹介すること。
一定のペースで作り続けること。
もちろん、それが悪いわけではありません。
CPPで成果を出している人たちは、本当にすごいです。
作り続けられる人には、最高の仕組みだと思います。
ただ、ぼくには少し違いました。
「今週も作らないと」
そう思った瞬間、ぼくの中の熱がスッと冷める気がしました。
ぼくは動画を作るのが好きです。
くだらないAI動画を作って、SNSのリプ欄で誰かとふざけ合うのが好きです。
でも、好きだからこそ、義務にしたくありません。
大好物のオムライスでも、毎日むりやり口に詰め込まれたら嫌いになります。
AI動画も、たぶん同じです。
作りたいから作る。
今日は作らないと決めてもいい。
急に意味不明な動画を作ってもいい。
誰の役にも立たない、おふざけ動画を作ってもいい。
ぼくが守りたいのは、その身軽さです。
無料で使えることは、たしかに魅力です。
でも、無料には条件があります。
お金を払わなくていい代わりに、自分の時間や気持ちの一部を差し出すことになります。
それが自分に合っているなら、最高です。
でも、ぼくの場合は、少し苦しくなる気がしました。
だからぼくは、これからも自分の財布から課金ボタンを押します。
痛いです。
普通に痛いです。
でも、その痛み込みで自由なんだと思います。
お金を払っているから、好きなときに作れる
お金を払っているから、今日は作らないという選択もできます
お金を払っているから、変な動画を作っても誰にも怒られません
これは、ぼくにとってかなり大きいです。
効率だけを考えれば、CPPに入ったほうがいいのかもしれません。
無料でたくさん作れる人のほうが、成長も早いのかもしれません。
でも、ぼくは今のところ、少し遠回りでもいいです。
好きなものを、好きなまま続けたいんです。
あなたも、無料や効率に引っ張られて、好きなものを嫌いになりそうになっていませんか?
得をするために始めたはずなのに、いつの間にか義務になっている。
楽しかったはずなのに、数字やノルマばかり気にしている。
そうなったら、少し立ち止まってもいいのかもしれません。
ぼくはこれからも、わがままに遠回りしていきます。
AI動画の失敗、制作の裏側、うまくいかなかったことも、この場所に書いていきます。
完璧なノウハウではありません。
でも、AI時代に自分のペースを守りながら遊びたい人には、少し役に立つかもしれません。
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